体験型アート「ビルド&プレイ」
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- 2018年8月15日
- 読了時間: 3分
8月25日(土)開催の一八〇では、
来場者が参加できる体験型のアートが2つ登場します。
その1つが狛江在住のアーティスト、
マシュー・ヒギンズさんによる「ビルド&プレイ」です。
木の骨組みだけが用意されたこの立体作品は、
お祭り当日、子どもたち(大人もOK!)が
思い思いにパーツを加え、組み合わせる事で完成します。


作品のために用意された木材は、
多摩川や狛江周辺からマシュー氏が集めてきたもの。
廃材やゴミとなる運命だったものたちが、
商店街という公共の場で子どもたちの直感により組み合わさる事で、
新しい価値を持ち、世界に1つの作品に生まれ変わります。
会場では、子どもたちにさまざまな種類の木材から好きなものを選んでもらい、
骨組みにつけ足したり、組み合わせてもらいます。
例えば、スライドとボールを取り付ければ遊び場になるし、
組み合わせ方によっては楽器や実験装置のようにも…!
ぜひ直感をつかって、自分たちだけの秘密基地を自由につくってみよう!
■ワークショップ 開催時刻
13:00〜14:00
15:00〜16:00
17:00〜18:00

■本人からのコメント
直感(intuition)とは、アートを作る事でより探り高められる感覚だと信じています。
このワークショップのコンセプトは、
子どもたちと一緒に大規模なインスタレーションを直感を信じて作るものです。
私が普段作品でテーマとしているサスティナビリティ(持続可能性)、建築的形態、
そしてユートピアとディストピアといったアイデアをもとに
自由な発想とイメージを組み立てていきます。
まず子供達にさまざまな種類の材料を渡し、どれを使うか選んでもらいます。
そして自在に組み立てることのできる木材などの材料を使って、
基本構造を一緒に組み立てるのが今回のプロジェクトの目標です。
子供達のイマジネーションによって、生き生きとした、
そしてわくわくするような形が出来上がることを期待しています。
具体的に何をどのように作るのかを誰かに教わるのではなく、
子ども達が直感的に判断し、
そして自分自身を自由に表現してみることが今回の重要なテーマです。
そして最終的には、例えば子ども達がボールを転がせるようなスライドを設置する等によって、
鑑賞するための作品からインタラクティブな遊び場へと変身します。

■プロフィール
Matthew Higgins
1987年 グラスゴー生まれ、狛江市在住。 2007年 ロバートゴードン大学グレイズスクールオブアートBA ペインティング学科 卒業
2014年 ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート&デザインMA ファインアート 修了
サイエンスフィクションのような風景のジオラマをすべて手作業で作り、
撮影されたデジタル写真作品を制作する。
“人類はユートピアへ到達することができるのか”というテーマのもと、
人工と自然、デジタルと手作業について探求している。
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